心臓リハビリテーションとは心不全・心筋梗塞・狭心症・開心術後などの患者様に対して、心臓に負担がかからない個別のプログラムを作成し、運動を行います。専門のスタッフと一緒に心電図や血圧・酸素モニターなどを確認しながら、運動負荷をかけていき、皆様の体力の回復と病気の再発や再入院を減らしていくことが目的です。具体的には週1-3回程度、1時間の運動をクリニックで行い、自宅での運動メニューもご提案させていただきます。
★心筋梗塞・狭心症・心不全など心疾患があり、運動するのが不安な方。
★心臓手術や大動脈瘤手術を受け、運動してよいか迷っている方。
★運動するとすぐに息切れや足の痛みがでる方。
★自分が今どれくらい運動できるか知りたい方。
毎回のセッションは約1時間かけて行います。
① 準備運動(ウォームアップ・ストレッチ体操)
② 持久性運動(自転車こぎなどの有酸素運動)
→運動の強さは一人一人の運動能力に応じて、決めていきます。それぞれの方に適した運動負荷を決めるため、最初にCPX検査を受けていただきます。
③ 低強度レジスタンス運動:ゴムバンドや椅子・マシンを用いた筋力トレーニング
④ 整理体操(クールダウン)
自転車こぎの運動を行い、心臓に安全な運動強度を見極めます。
【CPX検査でわかること】
*どの程度の運動で、体に過度な負担がかかるか。
*運動で不整脈や狭心症の発作がでないか。
→検査結果をもとに、適切なリハビリメニューをご提案します!
★体力が回復し、スムーズに動けるようになります。
★筋肉や骨が鍛えられ、疲れにくくなり、心臓の働きを助けます。
★動脈硬化の危険因子(高血圧・高脂血症・糖尿病・肥満)が軽減します。
★血管が柔らかくなり、循環がよくなります。
★呼吸がゆっくり大きくなり、息切れ感が軽減します。
★自律神経を安定させ、動悸や不整脈が軽減します。
★不安やうつ状態が改善し、気持ちが晴れやかになります。
★心筋梗塞の再発や突然死が減り、死亡率が減少します。